『纏』
町火消が、組の目印(シンボル)として用いたのが纏(まとい)です。
纏はもともと戦国時代に戦場で敵味方の目印として用いたもので、的率(まとい)あるいは馬印(うまじるし)と称していました。
江戸時代に入り太平の世が続くと武家の的率は使われなくなり、これに代わって火消が火災現場で用いる標具となりました。
定火消の消防屯所では、玄関敷台の右脇に、銀箔地の纏を飾り、火事装束に身を固めた侍たちが待機していたということです。
今日見られるような形の纏になったのは享保15年のことで、当時纏の馬簾(ばれん)(纏に垂れ下げた細長い飾りで48本ある)には、今日のような黒線は入っていませんでした。(ただし、一般の町火消と区別するため上野寛永寺に火災が起こった際に駆けつける「わ組」と「る組」の馬簾には1本、湯島聖堂に火災が起こった際に駆けつける「か組」の馬簾には2本の黒線が入っていました。)
すべての纏に黒線が入れられるようになったのは明治5年に町火消が消防組と改称されたときからで、受持区域を一定の区域に区切って線を入れました。当時は1本から6本までの黒線が入っていたようです。
現在の(社)江戸消防記念会の纏にも、1本から11本までの黒線が入っており、88本の纏が保存されているそうです。
纏の標識部を陀志(だし)と呼んでいますが、これらはそれぞれの組の土地に縁のあるものや大名の紋処などをデザイン化したものが多く「い組」に例をとると、芥子(けし)の実に枡を型取ったものであることから芥子枡(消します)の纏と呼ばれています。この名は大岡越前守が付けたものという説もあります。
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絆 KIZUNA プレミアムTシャツ
『 纏(まとい) 』
カラー:黒 (抜染/生成柄)
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